水面のモデリングは難しい
ドローンを使った測量やモデリングで難しいのは、
反射しているもの
ロープなどの細いもの
ガラスなどの透明なもの
動くもの
などなどオルソ化や立体化するのが困難になります。
今回はその中でも水面を伴うマッピング、モデリングについて。
雨続きでその後の予報も芳しくなく、また風が強く吹く予報が続きそうですので雨上がりの合間に安全確認をしたうえでドローン測量です。
上がって直ぐの状況です。
雨上がり直後で舗装面に水溜りができております。
このちょっとした水面でもデジタル処理するときは厄介です。
この様に水面の再構築ではアーチファクトと呼ばれるノイズが発生しやすいです。
わかりやすい様に色情報を除いたモデルが下の画像になります。
水面部分が抜けてブランク状態になったりと、水面のモデリングは難しいです。
ノイズが多く発生しますと、この後の計測などに支障がありますので、出来る限り除去しないといけません。
ソフトウェア上のポストエディティング(後編集)機能で取り除くことも可能ですが、今回は空撮段階で出来る限り除いてみたいと思います。
今回はドローンのカメラにフィルターを付けて反射を抑えた画像を撮りました。
フィルターを付けた写真測量では光量が少なくなりこの辺はトレードオフとなります。
また、フィルターも撮影角度などで効果が発揮されない場合もありトライ&エラーが必要です。
なんとかアーチファクトも見られずモデリングが出来、この後計測ができます。