寒冷地目線のプロヴァンスの庭
フレンチカジュアルがブームだからでしょうか。
不朽の定番セントジェームスのバスクシャツやフィールズダルボーなどもガンガンでてますね。
個人的にも好きです。
フランスものが熱い今日この頃、本日はプロヴァンス風のお庭のご提案。
(1)フランス瓦
手っ取り早くプロヴァンス風にしたい時はまさしくプロヴァンス風の門柱を設置するのもひとつ。
この時あまりごちやごちゃしないで清らかにフランスものを一点投入。
今回は門柱の笠木をフランス瓦にしてみました。
(2)マリンランプ
船舶のデッキなどにあるランプを門柱のライトに。
マリンテイストあふれる門柱に。
(3)ロートアイアンのゲート
ヨーロピアンな門扉は「質感」・「味わい」を感じます。
(4)洗い出しコンクリート
駐車場は雨の水勾配がついているので洗い出しを施して滑りづらくする効果も。
洗い出しについてはこちら
そして、少しギミックもプラス。
日中光を蓄えて暗くなったら発光する石を洗い出しの種石に少し混ぜて置けば小さなお子さんに喜ばれますね。
プチホームプラネタリウムですね。
(5)花壇
歩道をあるく人たちも楽しくする花壇。
敷地を有効に広く使いたく道路境界ギリギリに塀を持って行きたいところはやまやまですが、塀を住宅側に50cmほどセットバックして空いたスペースを花壇にすれば塀も活きて歩行者もよろこんで一挙両得。
(6)移動式フェンス
ヨーロッパで見かける石造りの家の壁にツルバラやつる性の植物を這わせている風景がありますが、とても素敵ですね。
それを自宅でやろうとおもえば、壁にアンカー入れたり穴を開けたりと…。
せっかく高気密の北海道の住宅ですし穴を開けるなんてもっての外。
また、降雪地帯の北海道。屋根からの落雪で折角の植物なども台無しに。
そんな時は壁から離してラティスフェンスを設置しましょう。
この時降雪前の晩秋にはフェンス本体の取り外しをお忘れなく。
基礎部分には金具を付けてネジ式で取り外し自由にしておけばOKですね。
また、お庭で大事なシンボルになる樹木。
プロヴァンス地方ならミモザアカシアの木が気分なのですが、残念ながら耐寒性がなくとかちでは越冬できないのでクリスマスツリーにもなる北方圏の気候にも強い針葉樹をセレクトしました。
十勝というフィルターを通して南欧風のお庭を解釈。
ただデザイン先行だけでなく寒さや雪の事も考慮してプランニングしないとだめですよね。
寒冷地目線のプロヴァンスのお庭はいかがですか。