造園の業界でドローンを使ってみる 3

ドローンを使ってみてまずは、画像の美しさ。
特に動画、映像での美しさには驚かされます。
これは機体とカメラの仲介役のジンバルという部分が揺れを吸収して安定した映像を記録してくれます。
すごい技術ですね。

映像関係の業界に革新をもたらしますよね。

さて、弊社でのドローン使用例としまして、お庭外構のマスタープラン時、面積の広い場所での活用に効果がありました。
従前ですと既存の測量方法(レベル、トラバース測量)で現地を計測するのですが、今回はドローン測量でおこないました。

場所は非人口集中地区でドローンを飛行させ地表約50mから120枚の写真撮影をして、会社に戻り内業です。
撮ってきた画像をパソコンに取り込み、クラウド上のサーバーにアップしまして数時間後解析、オルソ、3D処理したものをダウンロードする流れで作業しました。
この辺は専用ソフトをPCにインストールするタイプもありますが非力なPCでは相当な時間またされますので、クラウドタイプのものを選択しました。

解析結果の一部分ですが、120枚の画像のひずみをなくしてつなぎ合わせられたオルソ画像
オルソ

ここで距離や面積・体積の表示も出来とても便利です。
面積、体積

また3D処理もされてきますので地形の把握が一目瞭然です。

距離

マウスでぐりぐり、モニター上で俯瞰的に地形の現況を確認。

俯瞰

俯瞰

他のソフトにデータをインポートして
elv

等高線(コンター)を表示させたりと
等高線

用途によってデーターの流用ができとても時間短縮につながります。

今回は得られたデーターをいくつかのソフトを介在して最終的に普段使用しているCADに流し込んで使用しました。
精度に関しては、GCP(基準点)設置し事前に測量すればかなりのものも得られますが、今回は基本設計で地形、現状の把握、土量計算などでしたので簡易的にしました。

また現場が近ければ都度確認は出来ますが、遠く離れたところだとそうもいきませんので今回はドローンから得たデーターが有用でした。

今後ますます進化して、いくつかのアプリを行きかってた部分もフルオートメーションで出来る事となると思います。

イノベーションは確実に造園の分野にもキテますね。

つづく