芝生のエアレーション

寒冷地における西洋芝のメンテの中のエアレーションのお話。

数年経ちますと芝生も踏圧で土が固くなって、通気性や排水性が悪くなり芝の根が弱って生育に影響を及ぼします。

芝生を活性化するために土中に穴を開け新鮮な空気や水分を供給しやすくする作業がエアレーションです。

用意するものは

足踏み式穴あけ器具「ローンスパイク」
竹ホウキ
熊手
芝用目土
芝種(西洋芝’ケンタッキーブルーグラス’)
芝用肥料
散粒器
角スコップ
土羽板
ホースまたはジョーロ

作業手順

①芝生にローンスパイクやローンパンチで穴を開ける。
ローンスパイク
等間隔に丁寧にあける。

造園業者は下の画像の様なエンジン式コアリングエアレーターを使ったりもします。
コアリング

②抜き取った芝や土を箒や熊手で集め取り除く。
コアリング後

熊手で集める

③目土を満遍なく約5mm厚に蒔く。ホウキなどを使い擦り込む様に均す。
目土

目土散布

ホウキで散らす

目安として10㎡あたり500ℓ(0.5㎥)を散布。
芝面の凹凸を修正するにも役立ちます。

④オーバーシード
芝面の枯れが目立つようなら芝種を播種します。
播種
この時、散粒器と呼ばれる器具を使って種を蒔くと均一に蒔けます。

⑤転圧
転圧
種を土羽板を使って押え落ち着けます。
土羽板がない場合角スコップで代用してもいいです。

⑥施肥
施肥
芝用の肥料(粒状化成肥料)を散粒器を使って均一に散布します。(1㎡あたり約30~40g)
なければ角スコップを使いムラがない様にホウキで散らします。
肥料が固りで残ると肥料焼けの原因になりますので注意が必要です。

⑦灌水
灌水
たっぷりと灌水します。
特に芝種を播種した場合種が乾燥しないよう毎日散水します。
約1~2週間後発芽し、2〜3週間すれば生えそろって来るのですが、その時に生えムラができますので、生えていない所に種を追播します。

エアレーションの時期

春先5月 秋口9月が目安です。

エアレーションのワークフローの動画はコチラ↓↓↓

楽しいグリーンライフを!!