寒冷地での路盤工事

朝晩冷え込みが厳しくなった十勝。
寒冷地での路盤改良は色々工数が増えます。
今回は凍上を抑制する層を断熱材を敷いて施工です。
残土積み込み
現状の地盤を掘って積み込みしている状況です。

スタイロホーム
路床(掘った地盤の最下層部分)に断熱材を敷きます。

転圧
砕石を投入し回数を分けて層状に転圧。

十勝の凍結深度がおよそ80~120cmといわれております。
本州の方は非常にびっくりされます。
道内の函館、札幌圏の方々からも道東の寒さは一目おかれる存在です。

この凍上との戦いが寒冷地での外構の要でもあります。
時として深さ90cmの路盤を改良しても、場所に拠っては凍害で凍上しますし、もちろん掘削の深さで砕石の量なども増えて工事費が嵩みます。
外構にどれだけコストをかけれるか、また凍害の影響の許容範囲はどれくらいか、地質の状態など多角的な視点からベターな工法、掘削厚など費用対効果を加味しながらお客様、施工業者相互で打ち合わせすることが重要ですね。